外壁塗装で使用する塗料が臭い！理由と対処法について

こんにちは！埼玉県にて様々な建物の外壁塗装を行っております石川塗装です。

外壁塗装を実際にお家で行ってもらう場合には、使用する塗料から発生する塗料の臭いに驚く人が多いものです。塗料にはどうしても臭いが含まれてしまっている為、普段では嗅ぎなじみのない臭いを常に感じながら生活を送っていくことになります。今回は、なぜ塗料は臭いが含まれているのかという点から、外壁塗装期間中の臭いに対する対処法について解説していきます。

まずは、外壁塗装で使用する塗料がなぜ臭いのかという理由から明確にしていきましょう。塗料は、塗料自体に様々な成分・物質が含まれることで製品として販売されています。その含まれる内容物の一つに、揮発性有機化合物と呼ばれる成分があります。これが臭いを発する主な原因になるのです。この有機化合物の中には、トルエンやキシレン、酢酸エチルなどの化学物質が含まれており、シンナーのような臭いに感じられるケースが多いでしょう。これら化学物質は、塗料として外壁面に塗られた上で乾燥を始める段階に空気中に放出されて行きます。この際に放出されてしまうことが臭いの原因となるのです。

塗料の種類として、水性塗料の方がこの化学物質の臭いを感じることが少なく、反対に油性塗料の方では臭いをより強く感じやすいでしょう。外壁塗装を行った期間よりも、2～3日程度しばらくは感じ続けるケースが多いです。

この臭いの元となる化学物質には、身体に有害な物質が含まれている為、長時間直接的に吸い続けてしまうことは控えるべき臭いに該当します。直接吸い込まずしても、外壁塗装期間中に室内で生活をしているだけで何かしらの健康被害を感じる方もいるほどです。多くの症状としては鼻水や咳・喉の痛み・目のかゆみなどから始まり、酷い場合には頭痛や呼吸障害が発生します。その日の体調によっても変動してしまう為、昨日は大丈夫でも今日は辛いなど、油断することなくこういった症状があるという点を認識し、臭い対策を講じておくことが重要です。

では、外壁塗装期間中に自分たちで出来る臭い対策についてお伝えしていきます。

まず大前提に、塗料の臭いを室内に取り込まないようにするということ。窓を開けての換気は養生されている為できないでしょうが、玄関の開け閉めや、24時間換気といったお家についているシステムの動作、エアコンの換気モードなどの利用については、できるだけ使用を控えるようにしましょう。塗料の臭いを少しでも取り込まないように工夫することが重要です。

室内にいても微量ながらに塗料の臭いを感じてしまう場合には、自衛としてマスクを着用するようにしましょう。鼻の敏感な方では締め切った室内でも塗料の臭いを感じるケースがあります。マスクをすることで自分の体内に臭いを感じることを最小限に留める施策を行いましょう。

また、塗装期間中にはいっそのこと外出してしまうのもオススメ！気分転換にもなりますし、塗料の臭いに悩まされる心配もありません。立ち合いが不要であるかを予め確認した上で計画してしまうといいでしょう。

今回は外壁塗装の臭いの理由から、対処法について解説してきました。塗料に含まれている物質がある以上、防ぎきることは出来ないため、自分で出来る臭い対策を行った上で塗り替え期間を乗り切りましょう！