2階建ての建物をDIYで外壁塗装可能？注意点などについて解説

平屋等で1階部分の外壁塗装をする場合にはそこまで高所での作業は発生しませんが、2階建ての2階部分の外壁を塗装するためには高所での作業が裂けられません。特に足場を組まずにはしごや脚立だけで作業を行う場合には身体のバランスを崩しやすく、少しの油断で重大な事故に繋がる恐れがあります。

足場を設置せずに行う場合は特に、体勢を安定させにくいために塗料が均一に乗らなかったり細部まで手が届かずムラや塗り残しが出やすくなります。

安全に外壁塗装を行うには足場の設置が基本中の基本です。はしごや脚立では足場も不安定で作業スペースも狭くなります。足場があることで安全に作業する事ができるようになる他、移動もしやすく作業中の負担が減るため結果的に効率も仕上がりも向上します。

2階部分の作業では足場があったとしても常に転落のリスクが伴います。安全帯やヘルメットの使用はもちろん、作業中の身体の動きにも細心の注意が必要です。塗装を生業にしている人間でも足場から転落する可能性がありますので、DIYで行う場合はより一層気を付ける必要があります。

塗装の技術が未熟な場合、下地処理が不十分だったり塗料の選び方や塗布量を間違ってしまう事で施工後にすぐ剥がれたり膨れが発生するなどの施工不良を起こす可能性があります。

DIYは一見コスト削減に思えますが、実際には足場のレンタル費、塗料･道具の費用、安全用品の準備などでも費用がかさみます。場合によっては業者に依頼した方がトータルコストが安くなる場合があります。

外壁塗装は思っている以上に工程が多く、手間も時間もかかる作業です。DIYの場合、働いている方は休日を使って少しずつ作業を進める事になり、完成までに何週間もかかる場合もあります。作業の途中で心身ともに疲弊して「業者に依頼すれば良かった」と後悔してしまう可能性もあります。