外壁塗装ではみ出しを見つけたらどうする？発生する原因や対策について

外壁塗装では窓枠やドア、色の切り替えが必要な場所など、塗ってはいけない部分に塗料が付かないよう「養生」と呼ばれる作業を行います。しかしこの養生が真っ直ぐ張れていなかったり、隙間があったりすると、塗料が流れ込んでしまい塗装後にはみ出しが発覚する場合があります。

ローラーやハケの扱い方には技術が必要で、道具に慣れていないと境界線が不明瞭な状態で塗装を行ってしまう場合があります。とくに過度や境目の部分は職人の腕が問われる場面です。ここで経験が浅く塗装技術が未熟な職人が担当するとミスが生じやすくなってしまいます。

広い面を塗装するのに適したローラーをハケ塗りが必要な狭い箇所に使うなど、場所に合わない道具を使用すると細部の塗り分けが困難となってしまいはみ出しが発生する可能性があります。外壁塗装では塗料の粘度や壁面の形状に応じた適切な道具選びが必要です。

外壁塗装は屋外での作業となるため、風の影響も無視できません。塗料は液体のため、強風を受けて思わる場所に飛散する場合があります。そうした場合に備えてしっかりと養生を行ったり、事前に天候を把握して作業を調整することも職人の重要な判断力と言えます。

まずは塗料のはみ出しを見つけた時点で写真や動画等で記録しておくことが大切です。スマートフォンなどで撮影する事で発見した日時も記録しておく事ができるため、後のトラブル対策としても役に立ちます。全体像とアップの両方を撮影しておきましょう。

次に業者との契約内容を確認しましょう。契約書の中には工事保証や仕上がりに関する規定が記載されている場合もあります。また責任の所在がどこにあるのかも確認し、施工業者に連絡しましょう。

その後の現地調査は担当者と一緒に現場を見回るようにしましょう。はみ出し箇所を指さしで明示しながら、再施工の必要性を話し合う事が大切です。「言った」「言わない」でトラブルになってしまわないよう、記録を残しておく事をおすすめします。

手直し作業が行われる際、可能であれば立ち会う事をおすすめします。しっかりと施工されている事を直接確認することで再発防止にも繋がります。また仕上がりに納得できるかを自分の目で判断する事もできます。