外壁塗装の際、ペットは大丈夫？気になる害について

外壁塗装に使用する塗料の中には強いシンナー臭を放つものもあり、そうした強い臭いがペットに影響を及ぼす可能性があります。またシンナーに含まれる揮発性有機化合物（VOC）を吸い込むことでもペットに害を及ぼしてしまう可能性もあります。その他、放置された塗料缶や塗りたての場所をペットが舐めてしまったり触れてしまったりすることでも害を与えてしまう可能性があります。

外壁塗装中は窓が養生されるため、基本的には自由に開け閉めすることができなくなります。そのため窓を開けて換気することができなくなってしまう可能性があり、部屋に息苦しさを感じた場合でも換気することが難しくなります。

外壁塗装中は窓だけでなく室外機も養生を行いますので、エアコンの使用に制限がかかってしまう可能性があります。ペットによってはエアコンを使用して室温を管理する必要がある種類もいるため、エアコンを制限されることで健康被害に繋がってしまう可能性もあります。

外壁塗装中にはペットが知らない人間（作業員）が大勢出入りする事になります。そのためペットによっては大きなストレスを感じてしまう場合も。

外壁塗装の施工では足場の組み立てや高圧洗浄時などに金属を打ち付けるような音や水が壁にぶつかるような大きな音が発生します。多くのペットにとってはこうした大きな音はストレスになるため、健康被害に繋がってしまう可能性があります。

外壁塗装に使用する塗料をシンナー臭が少ないものにする事でペットへ与えるストレスを減らすことができます。例えば油性塗料に比べると水性塗料の方が臭いも少なく健康への害も少ないため、使用を検討することをおすすめします。

外壁塗装中にはエアコンの使用や換気がしにくくなるため、室内の気温が高くなりすぎたり低くなりすぎたりしてしまう可能性があります。そのためエアコンを使用しなくても比較的室内で過ごしやすい春や秋に外壁塗装を行う事をおすすめします。

ペットへの害がどうしても気になる方などはペットをペットホテルに預けるなどして隔離するのも一つの手です。外壁塗装を行っている期間は大体10日～14日で、そのうち音が発生するのが足場の組み立てや解体また高圧洗浄時。また塗料の臭いが発生するのが大体3日ほどです。そうした特に害がありそうな時に合わせてペットを隔離するのもおすすめです。