外壁塗装に使うローラーの種類とは?毛丈や材質、選び方を解説
2025/05/31
こんにちは!石川塗装です。私たちは埼玉県比企郡に拠点を構え、外壁や屋根、破風や雨樋の塗装からベランダ防水、コーキング工事に至るまで幅広く対応しております。本日は、外壁塗装に使うローラーの種類についてお話していきます。外壁塗装をご検討中の方の中には、「どんな道具で塗装されるのか気になる」という方も多いのではないでしょうか?実は、仕上がりの美しさや塗料の持ちにも影響するのが、“ローラー”と呼ばれる塗装用の道具です。今回はそんなローラーの種類や違い、プロがどう選んでいるのかをわかりやすくご紹介いたします。塗装の品質は、職人の腕とともに「道具選び」から始まっています。外壁塗装のご依頼先を選ぶ際の参考にも、ぜひご活用ください。
目次
ローラーの重要性
外壁塗装で使われる「ローラー」は、塗料を均一に塗るために使う大切な道具です。実は、ローラーの種類によって仕上がりの風合い・塗装の厚み・耐久性が変わることをご存じでしょうか?石川塗装では、現地調査で外壁の素材や劣化状態を確認し、最適なローラーを使って丁寧に施工しています。ここからは、ローラーの違いを詳しく見ていきましょう。
毛丈の違いと仕上がり
短毛ローラー
短毛ローラーは毛の長さが6mmから10mm程度と短めで、塗料の含みが少ないのが特徴です。そのため、塗装した際の表面は滑らかに仕上がります。サイディングボードやコンクリートなどの平らな面に適しており、仕上がりの凹凸を抑えたい場合に向いています。特に美観を重視する塗装で選ばれることが多く、細かな部分や仕上げ作業にもよく使われます。
中毛ローラー
中毛ローラーは13mmから20mmの毛丈を持ち、塗料の含みと塗りやすさのバランスが取れたタイプです。モルタル外壁や軽度の凹凸がある外壁材に適しており、一般住宅の外壁塗装で最も多く使用されます。塗膜の厚みが出すぎず、ほどよい塗装感を演出できるため、自然な風合いと機能性を両立させたい場合に重宝されています。
長毛ローラー
長毛ローラーは毛の長さが25mmから30mm以上あり、塗料をたっぷり含むことができます。そのため、一度の塗布で厚く塗れるという特徴があります。リシンやスタッコ仕上げといった凹凸のある外壁材に向いており、凹みや窪みにもしっかり塗料が入り込みやすいため、重厚感のある仕上がりになります。耐久性を高めたい現場にも適しています。
ローラーの材質による違い
・ウールローラー(天然繊維・合成繊維)
ウールローラーは天然繊維または合成繊維で作られており、塗料の含みが良いため、滑らかな塗装が可能です。水性塗料・溶剤系塗料のどちらにも対応できる万能なローラーとして使われており、幅広い現場で活躍します。仕上がりが美しく、品質の高い塗装を求める現場ではよく選ばれますが、やや耐久性に劣るという面もあります。
・マイクロファイバー
マイクロファイバーのローラーは、非常に細かい繊維で構成されているため塗装時にムラが出にくく、均一な仕上がりを実現できます。とくにシリコン系やフッ素系といった高性能塗料と相性が良く、仕上がりに高級感を求める場合に最適です。プロの現場でも重宝されており、繊細な仕上げにこだわる場面で活躍します。
・スポンジ系ローラー
スポンジ系ローラーは軽くて扱いやすいことが特徴ですが、他のローラーと比べると耐久性はやや低くなります。そのため、広範囲の塗装ではなく、細かい部分の補修やタッチアップ、狭い場所への塗装作業などに用いられることが多いです。作業性を重視したいときに便利なローラーと言えるでしょう。
塗料とローラーの相性
・弾性塗料:粘度が高いため、長毛ローラーで厚く塗る
弾性塗料は一般的な塗料と比べて粘度が高く、粘り気のある性質を持っています。そのため、塗装面にしっかりとした厚みを出す必要があり、塗料を多く含ませられる長毛ローラーが適しています。凹凸のある壁面にも塗料がしっかり入り込み、クラックの追従性を活かすためにも最適な組み合わせです。
・水性シリコン塗料:一般住宅で多用され、中毛ローラーとの相性が良好
水性シリコン塗料は、一般住宅の外壁塗装で多く使用されており、扱いやすさと耐久性を兼ね備えた塗料です。このタイプの塗料には中毛ローラーが最も適しており、適度な塗膜厚と美しい仕上がりを両立させることができます。プロの現場でも多く選ばれている組み合わせです。
・クリア塗装:均一に薄く塗る必要があり、短毛ローラーでムラを防ぐ
クリア塗装は透明な塗料を使用するため、塗りムラがあると仕上がりに直結してしまいます。そのため、塗料の含みが少なく、滑らかに塗れる短毛ローラーが適しています。壁面を均一に、丁寧に仕上げることで、美観を維持しながら外壁の保護機能を高めることができます。
まとめ
外壁塗装で使うローラーには、毛丈や材質ごとにさまざまな種類があり、それぞれに適した用途と仕上がりがあります。塗料や外壁材に合ったローラーを選ぶことで、より長持ちし、美しい外観を保つことができます。石川塗装では、ローラー選びひとつにも妥協せず、外壁診断から塗装、コーキングまで一貫して対応しています。国家資格を持つスタッフが責任を持って対応いたしますので、初めての方も安心してお任せください。お住まいの外壁が気になった方は、石川塗装までお気軽にご相談ください。
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